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<不可解な車両と遭遇>事件現場より約7キロ地点。
■この事件現場は、TAXI乗務中毎晩のように通る道筋にある。
夜の待機場所となる朝日町歓楽街から、2km圏内にあるからだ。5月3日午前1.40分ごろ、乗務が終わり帰宅途中、大槻町赤信号で停車していた乗用車の後ろに止まった。その時不自然さを感じた。T字路交差点の停止線よりも少し中に入りかけていたからだ。信号が青になり、私は左折しようとしていたのだが、ウインカーは未だ上げてはいなかった。何故なら、前の車の動向が気になっていたからだ。案の定。前の車は、ウインカーを出さずに左折した。
俺もその後ろに着いて左折したのだが、10m程でノロノロ運転。道路中央に位置している。
携帯でもしているのかと、様子を伺いながら追従。30mほど着いていたが、5km程のスピードなので追い越そうとした。その途端。一気にスピードを上げて防止した。それだけではなく、幅寄せまでしてきた。そして急停車。ジグザグ走行。何てたって俺の車はポンコツの軽トラックだ。相手の車は中型車。追い越せるはずは無い。そして又、ノロノロ運転を繰り返している。再び追い越そうとすると、又邪魔をする。俺はこの車とは、何のトラブルも無いのだ。運転者をよく見ると、40歳〜45歳ぐらいの土木作業員の風袋だった。頭は坊主に近い短髪に、日に焼けた首筋。
そしてしきりにバックミラーを見ている。その仕草は、酒酔いでもなく挙動不審な薬物中毒者のようにも見えた。
■普通なら、頭に来てクラックションを鳴らし怒鳴りたくなるのだが、この時はできるだけ早く帰宅したい事情があった。その日は祭日で、朝早く(AM7:00)から来客を予定していたからだ。詰まり、3時頃までに眠りにつかないと、寝不足のまま相手をして更に深夜までのTAXI乗務の仕事があるからである。こんなバカもう構って入られないので、脇道に大きく迂回して帰宅した。
そしてその朝。TVニュースで女性殺人事件を知った。
それから数日、気にも留めていなかったが、昨晩事件現場を通り掛ってふとその時の事を思い起こした。
こんなに目立つ野郎だから、事件には拘ってはいないだろうが、どうにも気になったので日記に書きとめた次第だ。
※車種もナンバーも不明だが、旧型のマークU。カラーは枯れ草色の薄い茶褐色だったように思える。
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