KORIYAMA Sexy NIGHT [実録。タクシードライバー夜の日記帳] Night a Diare PART_1  2005"01.10 
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<2005年1月第一週。>
◆貧乏人には、正月休みなど関係無しに2日pm5:00からアルバイトに出掛けた。
小雪舞う寒い日だったが、思った以上に人の出入りが多く3万円ほどの水揚げを上げる事ができた。
アルバイト賃金は、水揚げの53%だから時給2,000円の時もあれば300円の時もある。(8時間勤務)
タクシー稼業は、車に乗ってしまえばある意味では何処を走ろうと「こっちの勝手だ」。
だから、雇われている感じがしない!ただ、お客さんを拾わない限り稼ぎにはならない。
アルバイトの身だから、無線は配車には一呼吸置かないと仕事にありつけない。

詰まり、正社員の「お仕事の邪魔」をしてはいけないルールが暗黙に有るからだ。
もちろん其れは尊重しなければならない。

◆入社してから二週間ほどになり、ようやく慣れてきた。
メーターを切らずに走ったり、車線規制を知らずトン走したりと大変だったが何とか無事に乗り越えてきた。
一番困った事は、20年も前と住宅配置図が大きく変わってしまった事だ。
新しい道路と団地が続々とできていたり、何よりも商業地が一変していた。
だから、勝手に旧知識で走ったらトンでもないお咎めが待っている。
郡山ミュージック劇場。
<郡山ミュージック劇場>
 「誹謗語録」
 <運転手さん。道が違うんじゃないの!!> 〜 
旧町名のイメージは通用しない。
 <いつもの料金が変わっているよ!!> 〜 
信号機で止まってもメーターは上がります。
 <場所も分からなくて運転手してんの!!> 〜 
俺は郡山の宅地案内人ではない。
 <あんた!何処生まれ!!> 〜 
何処生まれだって関係ないでしょうに。
 <ここでいいっつたのに!!> 〜 
メーター表示に合わせて号令しても、車は急に止まれないのだ。
 <おい!運ちゃん。静かに走れっつの!分っからねぇのか。この!> 〜 
お前みたいなのは早く降ろしたいのだ。
 
毎日がこんなじゃ。先が思いやられます!
 「今までの俺なら、頭ブン殴ってやってたよ!しかしながら、お客様あっての稼業だからガマンしなきゃ!」
<05”1月第二週>
◆昨日は、ようやく休みとなって今日10日から出稼ぎに出た。望み
毎日の冷え込みで、道路はテカテカの凍結状態だった。
皮肉なモンで、運転手には泣かせの道路状況だが、足元が悪けりゃお客さんが増える。
楽な商売じゃないですネェ〜!

順調に仕事をしていたが、トンでもない事態が起こってしまった!
何と、営業車(タクシー)をブツけてしまったのだ。
お客(酔っ払いのオヤジが二人)さんを乗せて、言われるままに狭い路地に入った曲がり角。
いきなり「そこ左!!」何て言うもんだから左にハンドルを切った。スピードは僅か約7km。
人の早足程度だったが、側壁との間は1Mと無くあっと言う間にブロック塀にガツンとやってしまった!
道路状態は、凸凹に凍結して路面には新雪が覆っていた。スリップした距離は、約70cm程。
破損状態は、右角バンパーの割れ。ウインカーの破損。フェンダー小破。ボンネット小破。
ブロック塀は、フェンダーの接触後が少し着いただけで特に破損無し。
会社に事故報告して、怒られた!!

マイロードと他人の道。
自分で、予期しながら走る走行感と未知の走りとでは、判断力のタイミングがズレてしまう
だから、言われるままにハンドルを握る時にはスピードは控えめにしなければならない。分かってはいたんだけど。
最近では、車をブツけたなんて無かったから運転を過信していたのかも知れない。
そう言えば、96年頃だったか雪道でスリップして田んぼの中に落ちた事があったっけな。
今回も、雪道でのトラブルだった。どうして俺は、年甲斐も無くそそっかしいのだろうか。

滑ってばかりの我が人生と何処か似ているが、是を教訓として悪路から脱したいものです!!
14日の嫌な客と粋なお客。
PM:10:30分。大町通りから乗車した最低な客(60過ぎの男)がいた。「一心坂を登って!」日々ドキュメント
<一心坂って何処でしたっけ。>聞き返したら返事をしなかった。駅前通は工事中で停滞していた。
オマケに赤信号ばかり。後ろでボヤいた!「是では新記録だな....。」最初は、何が新記録なのか分からなかった。

二つ目も。三つ目の信号機も赤だった。そしたら、「脇道を抜けりゃ早いんだ」と抜かしやがった。
信号でもメーターが上がるからである。それにしても、未だ200mも走ってはいないのに。
料金が80円をクリアーする度に、後ろで溜息をしている。
「何処のタクシーか分からねぇが、今日はトンでもねぇタクシーに乗ってしまった」とか。
「こんな事初めてだとか。」抜かしやがる。俺は、カチンと来ていたが言われるままにしていた。
ボヤキ男は開成館の西側で下車(1,640円)したが、その時の捨て台詞。「普通なら1,400円で来るんだ。」
そんな事俺に言ったってしょうがねぇだろうが!この。バカヤローめ。
こんなにせせっこしい(ケチで細かい小心者)人間は、どんな社会環境の中で生活してるんだろうか。
こんなタイプは、人のタダ酒はガブガブ飲み他人には間違っても奢りはしないだろうねぇ〜!!


◆粋なお客様。
大槻町のスナックから乗車した男性。
雪道の運転を気遣って、「遠回りしてもいいから大通りを行ってください。」「大変だネェ今夜は。酒飲んだ客なんか乗せちゃってさ。」
「ハハハ...!俺。飲酒運転で捕まっちまったモンだから。」駅前で降りる際に、眠くならないようにとホッコーヒーを差し入れてくれた。(強引に)
駅前から乗車した40代の奥様(美人!)。
「白岩の方にお願い!」と言われたが場所が分からない。
入社したばかりなので、道案内をお願いします。と答えたら、道中の名所など親切丁寧に案内して頂きました。
そして、「お釣りはキープして!!」 魚釣りではキープはしないけど、この言葉ホントに温かかったなぁ〜。
AM:1時30分。回送しようとしたら、男性(30代)のお客さん。
駅までと言うので、ラストドライブ。世間話を聞き流しながら到着。
120円のつり銭を渡した後に、記念にと500円硬貨を差し出した。何の記念なんだろうか?
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