KORIYAMA Sexy NIGHT    [実録。タクシードライバー夜の日記帳] Night a Diare PART_3  2005"2.25 
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<今月の三馬鹿野郎たち。>福島空港
流し(無線配車以外)のタクシードライバーは、行き先々の待機スペース(病院やデパート)で、お客さんを順番に待つ事になる。俺は夜専門だから、夕方のラッシュ滞は動けないので、食品スーパーの待機スペースに潜り込む。買い物帰りのお客さんが多いから、殆ど遠距離は望めないのだが、ホッとするエリアでもある。何故なら、奥様達やオバちゃん達との、さりげない一言会話が意外とリラックスできるからである。其れは、今夜の抒情詩なのだ。0時前後から遭遇?するヨハライ(酔い客)達との、心理戦が控えているからだ。

人間観察その1.(210日)
PM:1100。いつもの夜の待機場所(大町通り)で、客待ち一時間。
平日の夜の繁華街は閉散としていた。ボケ〜としていたそんな時、45歳前後の男が乗車した。
身長160pぐらい。小太りの風袋で黒いカバン。顔付きは如何にも役付きと言わんばかり。
乗車した途端に、「日大近くの○○マンション!」。その一言以外、発しなかった。
そのマンションは知らなかったが、<地理が不安なんで、近くに行ったら教えてください。>
そう申し上げて、取り合えずその地区方面に発車した。
阿武隈台地から郡山の夜景

出稼ぎに出て早一ヶ月が過ぎ、これは少しヤバイなと感じていた。
無言のお客ほど、降りる時に嫌味を言うヤカラが多いからだ。
念のため、<どのルートを通りますか?>と尋ねた。「近いとこ」是だけだった。

日大通りに曲がろうとしたら、「誰が曲がれと言った!○○に行けと言っただろう。聞いていなかったのか!」とブスッとした口調で文句を垂れた。<申し訳御座いません!入社したばかりなので教えて下さい>丁重にお伺いを立てたのだが、異様にご立腹のご様子。
そして案の定、降りる間際に「人の言う事をよく聞いておけ!」と捨てセリフを残して行った。
どんな御偉い人物(一見苦虫教授風)か知るよしもないが、人を見下げた発言と思うのだがねェ〜。
それでも、我慢の二文字に徹しました….。ホントだよ!

人間観察その2。(218日)色町の誘惑
タクシー乗務員を、淫乱手配師と間違っているヤカラが居る。
通称貨物通りには、危ない色店がひしめき合っている。そんな近くで客待ちしていたら、50代の男(一見出張社員)がドアをノックした。お客かなとドアを開けたら、リーマン風の男がこうのたまった。「今入った店は金(5,000円)だけ取ってオサワリは別だと言いやがった。」頭ったまに来て出てきたんだけど「何処か安くて抜ける!店を教えてくれ!」だと!!ふざけるんじゃねー!
今時、数千円で若い娘のピチ肌を触れるかってェんだ!バカ野郎め!!俺は、お前ら色好みの手配師じゃねぇんだぞ!そう思った俺は、一番高いボッタクリの店を親切に教えてやった。

「邪魔なヤツ」
歓楽街の
駐停車禁止スペースで客待ちしていると、トンでもない邪魔者が来る。
一番頭に来るのは、パトカーなのだ。こちとら一時間以上も粘って客待ちしているのに、其れを見計らったように赤ランプ廻しながら追っ払いに登場するのだ。最初の一巡目は、駐停車禁止の警告呼びかけ。俺は、知らん振りして移動せず。二回目の巡回の時には、タクシーの真後ろでマイクによる退却命令。仕方なくその場は移動したのだが、会社の同僚に聞いたら、直ぐに退去しないとキップを切られるとの事。もっとも、夜の客待ちタクシーの駐車位置は何でもアリだ。狭い路地や角地は当たり前、交差点の中だろうが店舗前でもお構い無しに数十台が並んでしまうのだ。これでは警察っつぁまに怒られてもしようがありません!しかしながら、法を犯しながらでもお客さんを確保しなければ、今のタクシー稼業はヤッテいけない状況なのです。夜の街は、タクシーの大洪水!!


人間観察その3.朝日番外地
223日)郡○市役所裏に、飲食店が集合(50軒程)している朝日番外地が位置がある。午前一時頃、客待ち中、隣接スナックに呼ばれてお客(50歳過ぎのキツネ顔)を乗車。その見送り状況は、ホステス2名がお見送り。ご機嫌よく(女の子に対して)乗車したのだが、駅前の東横○○ホテルまでと言ったっきり沈黙。確認の問いかけにも応じない。経験上ヤバイと感じた!
こんな男は、お店に支払った金額(損得勘定)を頭の中に残像している事が多い。正面ネオンが見えた時、手前の信号を通過した。そのトタンに、「何処まで行く気だ!」とのお言葉。正直ドキンとしましたよ。一方通行と思って直進したのだが、道間違えたか分からなかったからね。仕方なく、メーターを確認して戴きカット。是が又、騒ぎの始まりだった。降り際に、領収書くれと言われたのだ。普通なら、支払い状態(料金メーター)ならボタンひとつで自動的発行されるのだが、メーターを空車にしてしまったので発効不能。俺はアルバイト乗務なので、手書き領収書が何処にあるのか探しても見つからずオロオロ!!仕方ないから、マイル伝票に仮領収書と記入してその場をしのいだ。


このバカ野郎は、飲み屋からの単独タクシー代(接待ではない)まで会社に請求するつもりなのか。ホテルからの帰路に、進入ルートを再度確認。やっぱり一方通行だった。たった80円上がるか上がらないかの差で、こんな野郎に罵倒されなくちゃならないなんて、是も今の時世なのかねぇ〜!3月はどんな野郎とバトルがあるのか、思い遣られます!!


「私的高感度評価」唄はイマイチなストリートM
20代から35歳前後男性:高感度90%。<走行ルート&料金に対する文句は0に等しく、乗務員には気軽に話しかけてくる。これらは、生活環境にゆとり(危機感が少ない)があり自分中心に過ごしている。>20代から35代女性:高感度60%。<走行ルート&料金に対する文句は30%程度。乗務員に対して言葉は控えめ。これらは、女性らしくて高感度がもてる。でも、キツイ一言をのたまう若奥様も時々。>


35代から50代男性:高感度50%。<走行ルート&料金に対する文句は40%にアップする。乗務員に気軽に話しかけてくる人。全く無言の人が比例する。これらは、仕事関係。現在の生活環境による差(心の貧富)が現れていると認識。>35代から50代女性:高感度90%。<走行ルート&料金に対する文句は殆ど聞かれない。乗務員に気軽に話しかけてくる奥様が多い。そしてチップ度は、一番だと思う。これら現象は、生活環境のおおらかさ(景気は悪くても肝っ玉母ちゃんの心意気)が物語っているのかも知れない。>

50代以上の男性および女性:高感度100%。<走行ルート&料金に対する文句は殆ど聞いた事が無い。乗務員に気軽に話しかけて、世間話をする方が多い。やっぱり人生経験豊富になると、気配りが凄い!>それじゃ又ね!

◆つづく。
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