| <<闇の仕掛け人...渡辺良雄が行く。黒又湖の巨大魚伝説探検。>> 新潟県北魚沼郡入広瀬村 | ||||||
![]() 「秘境。黒又湖の巨大魚」 ![]() ◆新潟県北魚沼郡入広瀬村は、越後の深い山々に囲まれた山峡の村である。 巨大なイワナが棲息すると言うイワナ伝説。その真偽は別として、大昔から釣り人を魅了してきた神秘の湖は、東北地方だけでも17箇所を数える。 「1980年の挑戦」 ◆郡山市を本拠地に、秘境巨大魚探検をこよなく愛した集団がいた。 ジャズ喫茶のマスター(安斉良一氏)を頭に、ギター弾き語り。バンドマン。魚狙撃手。そして下働きの俺が加わっていた。この集団は、いつもトンでもない事ばかりを企てていた。3月の田子倉湖は、3m以上もの残雪が立ちはだかっている。対岸に渡るには何としてもボートが必要だった。しかし、単独でも急斜面(45度)を一時間以上登坂しなければならない過酷な道程が待っている。 ◆ト.コ.ロがである。 ![]() このメンバーは、猛吹雪の中10Fのアルミボートを担ぎ上げた(高低差150m)のである。 スポーツフィッシング到来となる1970年代。東北地方の中でも、郡山のルアーフィッシャー仲間の活躍は抜群だった。そしてカッコよかった。その頃の私は、ミミズをつけてイワナを狙う渓流釣りに夢中だった。しかし、彼らの服装は、短いフィッシングベストにイニシャル入りのパッチを胸につけハンティングブーツを履きフィールドに。その全てが、舶来モンである。 私の服装?。ドタ長にナッパ服。腰までもある長いチョッキを着て首にはタオルを巻いていた。 是れでは、どう見たって差がつきますよね。 あんな風になりたいぁ〜と、思っていたモンでございます。 ◆裏磐梯秋元湖近くのイワナ沼攻略。只見町浅草岳山麓のイワナ沼と、次々と撃破した。 もちろん獲物は、60cm級の極太イワナばかりだった。このメンバーの装備も半端じゃなかった。 その当時は、高価だったコールマンの大型テントにイス。テーブル。ストーブ。等をフル装備。 テント内の中敷は、何処に行くにも厚手の絨毯が敷かれていた。(是を運搬する方は地獄?でした。) 今では懐かしい想い出だが、こんな豪快な御仁は二度と現れないでしょう。 我等のタックルは、ルアー&フライを専門とした擬餌鉤師だ。(人は詐欺師の集団と陰口を叩いていたけど。) この日は、小船で流れ込みインレットをルアーキャスティングで狙う組と、フライロッド片手に渓流遡行に別れてチャレンジ。 使用ルアーは、10g前後のスプーンを使用していた。この当時は、魚影も濃くワンキャストワンヒットの状態。ヒットサイズは 40cmクラスが多かった。今回釣行を決定したのは、他の釣り人が75cmをゲットしたと言う噂を耳にしたからである。 ![]() ◆この湖は、標高が500m前後と低いために雪解けから一ヶ月ぐらいしか釣期はないのである。初夏には20度を超えるため、冷水を好む大型のイワナは黒又川の本流域に入り込んでしまう。この本流は、とてつもなく険しい。初めての時には、普通の装備しか準備していなかったために、一kmも遡行できずに敗退。沢登りの熟練者以外は到底無理です。◆湖内に立ち込みながら、フライをロングキャスト(全員ヘタクソ)。飛距離は20m足らずだが、目の前までイワナが追いかけて来る。当時の黒又では、フライフィッシングなんて殆ど見かけなかったのである。 「落ち着いた雰囲気の空間に流れるジャズを聴きながら絶品のカレーを食する。」 ■ <DON MONAMI> |
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| <大イワナとの格闘 LURE FISHING>2004"6 30 関越道小出ICから、R252を経由して目的地の黒又湖を目指した。 ![]() ここは黒又川を堰き止めて、発電用途に造られた第一と第二のダム湖だ。 豪雪地帯であるために、例年6月上旬頃にならなければ、最終目的地の第二ダムサイト迄は到達できない。今から約30年程前、70cmオーバーのイワナを初めてキャッチした場所なのである。ビッグチャンスは、水温が上昇する6月上旬から一ヶ月が勝負となる。 ◆第一ダムを、左側に見ながら細い林道を通り過ぎ、急な岩場の坂を登り詰める。 やがて視界が広がり第二ダムの船着場(道路終点)にでる。AM:5:00.早速、13Fツーリングカヌーをスタンバイして湖面に漕ぎ出した。タックルは、6Fベイトロッドにマルチリール。8£ライン10yd。セレクトルアーは、10gダムサイト岩魚カラーで挑戦する。山岳湖のキャストポイントは、小さな沢が流れ込むインレットオンリーだ。北風に対応して、右岸から廻り込むように最初のワンドに滑り込む。小さな滝壺で、30分程キャストするが魚影無し。 ![]() ◆三つ目のインレットは、外柴倉沢の流れ込みだった。 音を立てないように、ソロリと接近してファーストキャスト。倒木によるトラブルが心配だったので、カウントダウン1mでリーリング(巻き上げ)開始。その直後に、ロッドティップが引き込まれた。アワセと共に、イワナ独特の重い感触が伝わってくる。初モノは、40cm級の湖産イワナ(腹太)だった。ベストタイムをフルキャストしても、黒又湖の伝説イワナは姿を現さなかった。しかし、随一のビッグポイントになる黒又川のインレットに最後の祈りを捧げる。 流木地帯を潜り抜けて、ポッカリと湖面が広がるキャストエリアに辿り着く。イエローグリーンを背面に施し、ヘッドにワンポイントレッドを配置した岩魚専用擬餌鉤をセット。一投。二投。無言で引き返す詐欺師。キャストする度にヒット確立が低下してくる。水温上昇期になると、大型のイワナは間違いなく渓流の流れ出しをネグラにする習性があるのだ。其の時、前触れも無く一気にロッドが引き込まれた。野生的反射で、ルアーフックをイワナの口に叩き込む。よろけながらも、ランディングネットに納まった魚体は、紛れも無い二尺岩魚だった。
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